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緩和ケア内科緩和ケア内科

診療科のご案内

診療案内

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    095-847-1511

    〒852-8511 長崎市茂里町3番15号

診療科の方針・診療の特色

緩和ケアについて

緩和ケアは、がんや慢性疾患に伴うさまざまな苦痛(身体的な痛み、痛み以外の症状、精神的苦痛、日常生活や仕事に関する困りごと、心のつらさなど)に対応し、患者さんおよびご家族を癒していくケアのことです。かつては「緩和ケア=終末期ケア」と考えられることが多くありましたが、2002年にWHOでの緩和ケアの定義が改訂され、病気のなるべく早い時期から、治療とともに進めて行く必要があることが示されました。

診療科の方針

当科では、「地域がん診療連携拠点病院」として、がん治療中の患者さんの痛み、吐気、倦怠感などの症状緩和に、主治療科と協力して努めます。また、がんの根治的な治療を終了された方に「自分らしく、幸せに生きるため」にどのような療養・生活をしていくか、そのお手伝いをさせていただきます。具体的には、外来あるいは病棟で、緩和ケア内科・緩和ケアチームにご紹介いただき、痛みなどの症状コントロール、栄養療法などを行い、症状が落ち着いたら、在宅医療その他を含めた退院調整のチームとも連携していきます。今後は緩和ケア病棟の開棟に伴い、ゆったりとした環境の中での生活の質(QOL:Quality of Life)の向上を目指します。

診療科の特色

がん患者さんの苦痛緩和に、医療用麻薬をはじめとした様々な薬物療法のみならず、栄養療法やリハビリテーションなども組み合わせた取り組みを行います。緩和ケアチームには医師、緩和ケア認定看護師、薬剤師、管理栄養士、作業療法士が参加し、多職種で患者さん、ご家族様を支援します。さらに、地域の病院、在宅医師らと連携し、在宅医療への意向をスムーズに進めるように致します。

慢性疼痛に関しては、帯状疱疹後疼痛などに対して様々な鎮痛補助薬を駆使した治療を行っています。特に脳脊髄液漏出症に対する「ブラッドパッチ」と呼ばれる自家血注入療法を県下で行っている、数少ない施設のひとつです。

がん以外の慢性疾患(慢性心不全、慢性呼吸不全等)の患者さんにつきましても、それぞれ症状コントロールを行い、病状の進行に併せて、もしものときのために、あなたが望む医療やケアについて前もって考え、家族等や医療・ケアチームと繰り返し話し合い、共有する取組(「アドバンス・ケア・プランニング(ACP)」または「人生会議」と呼ばれる)を、患者ご本人さん、ご家族さんらと共に進めてまいります。

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