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外来受付時間 初診8:30~11:00 再診8:15~11:00
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お問い合わせ 095-847-1511
〒852-8511 長崎市茂里町3番15号
一般撮影ではX線を用いて人体の内部の状態を画像化し診断を行っています。 当院では、CRシステム及びFPDシステム(コンピュータを用いたデジタル画像処理)によって短時間で良質な画像を提供しています。
Q:何故体内の様子が画像に出来るの?
A:X線は物質を透過する性質を持っています。 そしてどの程度透過するかは物質の種類によって差があります。 この物質による透過量の差を濃淡(白黒)で表示することで画像にしています。
近年、ライフスタイルの変化に伴い日本人女性における乳がんは発生率・死亡率共に年々増加傾向にあり、女性における癌別の罹患率では1位になっています。 また、乳がんの発生率の高い年齢は40代と若く、働き盛りや子育ての真只中の女性が発生し易い病気です。 しかし、乳がんは早期では予後が良く、早期乳がんのほとんどは根治できます。そのため、検診による早期発見が重要になります。
2013年2月に富士フィルムメディカル社製「アミュレットs」を導入しました。画素サイズ50µmの直接変換型FPDを搭載し、鮮明なマンモグラフィ画像を描出します。また、体の形状にフィットする安定感のあるアームレストや、顔が触れる箇所に凹凸を無くしたフェースガードなど、受診者の不快感を軽減するように工夫されています。
マンモグラフィの撮影では乳房を挟んで撮影するため人によっては痛みを感じる場合があります。このため、閉経前の女性がマンモグラフィの検査を受ける場合には乳腺が張っていない時期(月経開始後3~10日後)に受診されることをおすすめします。
マンモグラフィの撮影は女性技師が担当しています。
骨は大人になると、子供のように変化することなく、太さや長さは一定になります。 しかし、実際には骨は溶け出したり(骨吸収)、新たに作られたり(骨形成)して、バランスを保ちながら常に生まれ変わっていることをご存知ですか?
加齢による骨量の減少はある程度はしかたのないことです。しかし、骨量は生活習慣によって変化するため、骨粗鬆症のような骨量の極端な減少は防がなければなりません。このためにも、早期発見し生活習慣の見直しをすることが重要です。
CT検査はX線を用いて人体を輪切りにしたような画像を撮影することができ、体内の臓器や血管の状態を精密に調べる事ができる検査です。 また、最近では0.5mmや1.0mm厚などの薄い輪切りの写真のデータから縦や斜めといった様々な角度で切ったような画像を作ることも出来ます。 更に、3次元画像(3D-CT)を作成する事も可能で、血管や骨格など立体的な観察も出来ます。
息止め:合図に合わせて息を止めて撮影します。 息を止める時間は5~20秒程度です。(頭部や四肢の撮影では息止め不要) 痛みや音など:検査は全く痛みを伴いませんし、大きな音がすることもありません。 検査時間:造影剤の使用なしの場合:約5分 造影剤を使用する場合:約15~20分
血管の中に造影剤を注入して、心臓に栄養を送る血管(冠動脈)の状態を調べる検査です。検査は体に心電図を付けて行い、撮影の為、息を止める時間は10~20秒程度です。検査が終わってから、3次元の画像を作成することで、心臓全体を立体的に観察できます。この検査によって、冠動脈の狭窄や、走行の異常、血管の石灰化などが分かります。
MRI検査は強力な磁力を持つ機械の中に体を入れ電磁波を当てる事で、体の中の状態を撮像できる検査です。 CT検査とは違い電磁波を用いているためX線による被曝の心配がありません。 CTと比べると検査時間は長くなりますが、脳や神経,靭帯,乳腺,骨盤内などはCTより優れた検出能を有します。 また、造影剤を使用せずに血管の画像などを抽出することも出来ます。
SIEMENS社製 MAGNETOM Skyra 3.0T
検査中は検査台(ベッド)の上に寝た状態で、筒状の機器に体を入れて撮像します。 検査中に動くと画像が乱れてしまいますので、検査中は同じ体勢を保ち動かずに検査を行います。 ※当院のMRI装置は筒の径が大きく(直径70㎝)長さも173㎝と3TMRI装置で最短レベルとなっておりますので、圧迫感がより少なくなっております。
痛みや音など:検査は全く痛みを感じませんが、撮像中は大きな音がします。 検査時間:検査内容によって異なりますが多くの場合は20~40分程度です。一部の検査では1時間程度かかる場合もあります。
MRI装置は強力な磁力を持っています。そのため、検査室内には金属は一切持ち込めません。 チャックやホック等の金属がついた衣服も例外ではありませんので、基本的には検査着に更衣をしてもらいます。 また、ヒートテック等に代表される保温効果のある機能性衣料は稀にやけどの原因になる可能性がありますので脱衣してください。 その他、検査に関する注意事項については下記をご参照ください。
『MRI検査を安全に受けて頂くために』
当院では院外からの委託検査も行っております。委託検査の予約方法はこちら
MRIでは骨の影響を受けない為、頭蓋骨内の脳の状態も鮮明に撮像することが出来ます。様々な撮像方法を組み合わせる事で他の検査ではわからないような脳梗塞、脳出血、脳腫瘍などの病変を検出する事も可能です。また非造影(造影剤を使用しない)で頭部血管の状態(MRA)を撮像する事も可能で血管の狭窄や閉塞の状態を診断する事が出来ます。 これら頭部領域の検査は当院が保有する3T(テスラ)MRIが得意とする領域であり、1.5T(テスラ)装置に比べてより高精細な画像が得られ、非造影MRAによる血管の抽出能も優れています。
MRI画像を用いてアルツハイマー型認知症に特徴的に見られる海馬傍回の萎縮の程度を診断します。当院では放射線診断医による目視による海馬の萎縮評価とVSRADと呼ばれる診断支援ソフトを用いた解析を合わせて行っております。 (当院ではRI検査による認知症診断も行っております。RIを用いた検査ではレビー小体型認知症の検査も行なっております)
ASLとは造影剤を用いずに脳血流の動態評価を行う方法です。これまでMRIによる脳血流の動態評価は造影剤を用いた方法が一般的でしたが、3.0T(テスラ)の高磁場装置の高い信号強度を利用する事で造影剤を用いずにより非侵襲的に評価する事が可能となっています。
MRI画像では関節円板の位置や円板後部組織の状態、関節頭や関節窩の変形の状態が把握できます。閉口時と開口時で撮像を行い顎関節症の診断を行っています。
MRIでは軟部組織のコントラストが優れている為、靭帯や腱などが抽出されやすく関節や脊椎の画像は得意とする分野です。 当院では多数の関節専用コイルを保有しており、3.0(テスラ)装置が有する高い信号強度と組み合わせる事でより高精細な画像を短時間で撮像しています。肩や股関節などの大きな関節はもちろんですが、手や足などの小さな関節においても解像度の高い画像を提供しております。
腹部のMRI検査では呼吸の動きを抑える為に息を止めて(15秒程度)撮像したり、呼吸の動きに合わせて(呼吸同期)撮像をします。肝臓をはじめ、膵臓、腎臓などの診断を行っています。
EOB・プリモビストは肝細胞特異性を有するMRI造影剤です。EOB・プリモビストは,投与後早期で腫瘍の血流動態を評価することが可能です。その後肝細胞相(15~20分後)で肝細胞に造影剤の取り込まれます。病変部と正常な肝細胞の間に造影剤の分布差が生じることで,病巣を検出が可能となります。
MRI装置を用いて胆嚢や胆管、膵管を同時に描出する検査です。胆道系の狭窄や閉塞、胆石、胆管結石や膵臓の嚢胞性病変の検出に優れています。内視鏡を用いて行う逆行性胆管膵管造影(ERCP)と比較し、苦痛が少なく体への負担が少ない検査です。
骨盤腔の臓器(前立腺、膀胱、子宮、卵巣など)においてもMRI画像は組織コントラストに優れ病変の有無や広がり診断に非常に有効です。 【排尿制限について】 膀胱・前立腺・子宮・卵巣を目的とした撮像では膀胱自体の評価や周辺組織と膀胱の関係を評価し易くする為にある程度膀胱に尿が溜まった状態で撮像する必要があります。その場合は検査1時間前から排尿(おしっこ)をしないで下さい。検査1時間前を過ぎて排尿された場合は、すぐにコップ1杯程度(約300ml)の水分を取るようにして下さい。
乳腺MRI検査は、病変の検出や鑑別、病変の広がりの評価、乳癌の治療効果の判定などを目的として行われます。乳がんを診断する上で最も感度の高い画像検査です。一般的には他の検査で乳がんが疑われる場合の精密検査として行われます。当院では腹臥位(うつ伏せ)で両側乳腺の撮像を基本としています。また、造影剤を使用して撮像を行います。検査時間は約30~40分かかります。腹臥位が困難な場合には仰臥位などの撮像も検討いたしますので事前にご連絡下さい。
当院ではシーメンス社製のMRIガイド下生検専用コイルを用いて高精細なMRI画像による乳腺組織のガイド下生検を行っております。MRI画像で見える病変の組織診断が行えます。2018年4月の診療報酬改定により保険適用となっております。算定条件として、マンモグラフィー又は超音波検査では検出できず、MRI撮影によってのみ検出できる病変が認められる場合に限られますのでご注意下さい。
非造影(造影剤を使用しない)で下肢MRA(血管の画像)の撮像も行っております。 3Tによる信号強度の高さとQISSといわれる新しい血管の撮像法を使用する事で、下肢全長の血管の画像を約15分~20分で撮像する事が出来ます。従来の方法に比べて検査時間が短くなっており検査を受ける患者さんの負担も軽減されています。
手や足の血管から細い管(カテーテル)を入れて目的とする血管の状態を観察する検査です。 カテーテルは非常に細い管なので血管内を通ることが出来ます。 これを手や足から入れて目的とする血管まで到達させ、造影剤というX線に写る薬を流すことで血管の状態を観察することが出来ます。
観察した血管が狭くなっていた場合には、血管の中で風船を膨らませたり、金属の管(ステント)を入れて血管を正常な太さに治療することも出来ます。 他にも、腫瘍に栄養を与えている血管を塞栓物質で詰めて腫瘍に栄養がいかないようにしたり、出血の原因になっている血管を詰めて止血したりする治療も行えます。 これらの検査は全てカテーテルで行える治療で総称してIVR(Interventional Radiology )と言います。 IVRは、手や足の血管に針を刺すだけで行えるため、人体を切開することなく治療が行えます。
RI検査は、体内に放射線を発する薬(放射性医薬品)を注射して行う検査です。 注射した放射性医薬品は骨に集まる薬や心臓に集まる薬、異常な場所に集まる薬など種類によって様々な性質を持っています。 この性質によって体内に集まった薬は放射線を出しているため、これを利用して体内の状態を把握する検査です。
息止め:息止めは必要ありません。 痛みや音など:検査中は全く痛みを感じません。音も静かです。 検査時間:検査の種類によって様々です。スタッフから指示があります。 (注射をした直後に撮影を開始する検査もあれば注射して数日後に撮影する検査もあります。)
ゾーフィゴ〔放射性医薬品基準 塩化ラジウム(223Ra)注射液〕は、骨転移を有する去勢抵抗性前立腺癌(CRPC)の治療薬として開発された世界初のアルファ線放出放射性医薬品です。 骨転移巣などの骨代謝が亢進した部位に集積し、アルファ線を放出することにより、近接する腫瘍細胞等に対してDNA二重鎖切断等を誘発し、部位特異的に腫瘍増殖抑制作用をもたらします。 放射性ヨウ素を用いた甲状腺癌術後の甲状腺アブレーション(甲状腺摘出後の残存甲状腺破壊)の内用療法も行えます。 また、バセドウ病の放射性ヨウ素内服療法も行えます。放射性ヨウ素のカプセルを一回飲むだけのとても簡単な治療法です。
オクトレオスキャンとは、ソマトスタチン類似体に放射性物質を付けた薬剤で、ソマトスタチン受容体に結合し、受容体の分布を画像化して診断する検査です。 神経内分泌腫瘍の機能性腫瘍としての特徴を画像で診断する検査です。
①オクトレオスキャンを静脈注射します。 ②注射後4時間後にガンマカメラで、全身の画像を撮像します。 撮像には約1時間かかります。
注射後24時間後に1日目と同様、1時間くらいかけて撮像します。 ※必要に応じて注射後48時間後にも撮像する場合があります。 ※便秘の場合1日目検査終了後に下剤を使用する場合があります。
①オクトレオチド酢酸塩等のソマトスタチンアナログによる治療が行われている患者においては、本剤の腫瘍への集積が抑制され、診断能に影響を及ぼす可能性が考えられるため、一定期間の休薬が望ましいとされています。
②妊娠中または妊娠の可能性のある場合は基本的には検査は出来ません。
③検査前後の食事制限はありませんが、検査前後は十分に水分を摂取して下さい。
問い合わせ先、予約受付
日本赤十字社 長崎原爆病院 RIセンター
電話:095-847-1511 (内線:1184)
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