人道・博愛の赤十字精神のもと、地域並びに被爆者の皆様へ良質な医療を提供します
信頼され安心して受診いただける病院を実現するため、患者さんの基本的な権利を明確にしてこれを職員一同が認識すると共に、患者さんも義務を守っていただくことを要望いたします。
1.セカンドオピニオンについて
患者さんには、納得した治療を受けるために、主治医以外の医師からの意見(セカンドオピニオン)を求める権利があり、他の医療機関の診察をご希望される場合には、必要な資料を提供します。その場合にも、一切の不利益を被ることはありません。
2.宗教上の理由で輸血を拒否される患者さんへの対応について
当院では「いかなる場合も相対的無輸血治療を行う」を基本方針とします。
宗教上の理由等により、輸血拒否する信念は、人格権を構成する信教の自由に基づく権利であることを理解し尊重します。患者さんの意思を尊重して、無輸血治療に努力いたしますが、不測の事態などによる輸血以外の救命の方法がない場合は輸血を行います。あらかじめ輸血が避けられないと判断されるにもかかわらず、輸血の同意をいただけない場合、当院での治療は困難です。当院は、「いかなる場合でも輸血をしない」という「絶対的無輸血」には原則同意いたしません。患者さんやご家族が提示される「免責証明」等は受け取りません。
3.身体行動制限について
身体の自由を奪う「身体拘束(抑制)」は原則として禁止されています。しかし、生命または身体の安全を保護する為に、行動制限以外には代替方法がないと判断した場合は、当院が定める「身体拘束(抑制)マニュアル」に従います。
4.虐待について
高齢者、障がい者、配偶者、児童への虐待が疑われた場合は、当院が定める「虐待対応マニュアル」に従います。
5.脳死判定・臓器移植について
法令を遵守し、臨床倫理委員会で審議します。当院が定める「臓器提供マニュアル」に従います。
6.臨床研究・治験・高難度新規医療技術導入・保険適用外治療について
ヘルシンキ宣言および「臨床研究に関する倫理指針(厚生労働省)」等の医療・医学研究の法令・各指針を遵守し、研究協力者(被験者)の尊厳と人権が守られているか、また、研究の科学的妥当性については、研究倫理審査委員会、高難度新規医療技術導入については、医療行為審査委員会、保険適用外治療は臨床倫理委員会、治験は治験審査委員会において審議し、その決定に従います。
7.その他倫理的問題について
医療行為の倫理的妥当性が問題になった場合は、臨床倫理委員会等で審議し、その決定に従います。
2023年11月作成
病院長
2024-11-01説明会・イベントがんサロンふらみんごのご案内【10月~12月開催分】 2024-10-04新着情報高齢者の方を対象とした新型コロナウイルス感染症予防接種について