検査課の業務には検体検査と生体検査があります。検体検査には生化学検査・免疫血清検査・血液検査・一般検査があり肝機能検査や腫瘍マーカー検査、貧血検査や糖尿病検査を行います。また、微生物検査では細菌感染検査や新型コロナウイルスの遺伝子検査を行い、輸血検査では血液型や輸血のクロスマッチ検査を24時時間体制で行っています。
生体検査は、心電図検査やエコー（超音波）検査、睡眠時無呼吸検査などを行い、病気の早期発見や経過観察に貢献しています。

疾患の診断や治療効果を見るために、血液中の蛋白質・脂質・糖質・各種酵素等を測定しています。救急外来および外来診療前検査にも十分対応できるよう、正確かつ迅速な報告に努めています。

血液内科を受診、紹介される患者さんが多いため、年間約350件の骨髄穿刺検査を実施しています。平成26年度よりフローサイトメーターを導入し、造血器腫瘍の診断や治療開始までの迅速化を実現しています。

採血された血液を使用して、肝炎ウイルスや梅毒などの感染症検査や腫瘍マーカー、甲状腺ホルモンなどの検査をしています。

安全な輸血治療のための検査や輸血用製剤・自己血・アルブミン製剤の保管、末梢血幹細胞採取液の調製・保存も遂行しています。

感染症が疑われる材料（喀痰・尿・便など）から原因となる微生物（細菌・真菌）の検索や、細菌に対し有効な抗菌薬の効果を検査しています。又感染制御チーム（ICT）の一員として院内感染対策に取り組んでいます。

尿、糞便、穿刺液などを材料として、その性状や成分の分析を行います。

心電図、肺機能検査、脳波検査、神経・筋電図検査、超音波検査（心臓、腹部、乳腺、甲状腺、血管など）や各種の動脈硬化検査も実施しています。